観音寺 本堂 観音寺 山門
<沿革>
 観音寺は延徳元(1489)年、用律碩桂禅師を開山にお迎えし、根小屋「雲居寺」の末寺として開創されている。境内の高所に建つ北向き観音堂は、開創に遅れること十年程、明応9(1500)年創建、一山一寺なみに「圓由山 詠月寺」と称されている。堂内には板東三十三所観音霊場の模写像が安置されており、為に「板東三十三観音巡礼堂」とも呼ばれている。この中の一体は恵心僧都の作と伝えられている。観音堂からのて眺望は新相模風土記に絶景と称されている。

 寺宝
  山門(仁王門) *相模原市有形文化財
 八脚の山門には元禄時代の建築様式を伝えていると言われている。山門の左右で睨みをきかせている金剛力士像は寛政8(1796)年作、吽形像は安政2(1855)年の江戸大震災の被害を受け、安政5(1858)年に再建立されたものである。仏師は相州中沢村「長谷川栄吉」と伝えられている。

(参考資料:津久井観音霊場2008)
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