曹洞宗 月中山 桂林寺
所在地 : 相模原市緑区名倉3788
由緒・見どころ
<沿革>
横浜市鶴見の総持寺末ともいわれるが、相模国風土記稿は大住郡日向村石雲寺末と記す。開基は心月といい、慶長3(1598)年寂とあり、創立はそれ以前、あるいは永禄年間(1558~1569)ではないかと思われる。明治8年に焼失し、庫裏の裏に本堂を増築していた。
平成18年7月、本堂新築に至った。
相模原市 指定有形文化財(彫刻)
桂林寺の地蔵菩薩坐像は、像高9.6cmで砂岩の一石から像本体、蓮華座、連弁形光背の全てを彫りあげた小石仏で、その背面は仕上げを施していません。
形姿は腹前で両手を重ね、掌に宝珠をのせているようであり、腹部の下には裳とその結び緒をみせ、中世鎌倉地方を中心に流行した宋風の法衣垂下像の形式をとっています。
像本体は、目鼻、唇、耳など繊細な表現が感じられ、的確な頬の張りもあって中世作らしい作風が見られます。制作年代は14世紀末ないし15世紀初頭頃と考えれられています。
【津久井郡文化財 寺院編より】

桂林寺永代供養墓
中央自動車道相模湖ICより約10分
JR中央本線藤野駅より車で約5分