臨済宗建長寺派 小倉山 湘南寺
所在地 : 相模原市緑区小倉875
由緒・見どころ
<沿革> 当初の本尊は、その昔、当山の登り口で、串川の流れに沿った、観音坂の岸壁に建っていた「石浜堂」に祀られていたが、明治になって間もなく廃堂となり、当山の本堂に遷座された。 湘南寺は元東光寺と称し、明治末常照寺と合併し東照寺と改め、又、大東亜戦争後昭和二十五年(一九五〇)西光寺と合併湘南寺となる。
<寺宝> 本尊薬師如来は医王山東光寺の本尊であったもので、脇侍の日光、月光菩薩を始め十二神将を携えており、又、元常照寺の本尊であった、釈迦如来、元西光寺の本尊であった阿弥陀如来と脇侍の観音、勢至の二菩薩も祀られており参拝することが出来る。又、輪蔵(りんぞう、一切経を納める八角の轉輪蔵、明治三六年建造)内には地蔵十王像や地獄絵図の寺宝が安置されている。
<付記> 平成二四年に新本堂を建立して、落慶法要を厳修いたしました。この再建事業において堂内の本尊と諸尊の大修復を行い、札所の十一面観音菩薩像はインド風の容貌となって生まれ変わり、厨子も極彩色に塗り直された。
(津久井観音霊場札所ガイドブックより抜粋)
圏央道相模原愛川インターより約20分
JR横浜線、京王橋本駅より車で約40分